吉田ジャスティスカツヲ

Endless SHOCKの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

Endless SHOCK(2021年製作の映画)
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もし舞台劇がずっと好きであり、今作をご覧頂けたかたはどう思われているのでしょう🤔?
今回ばかりは本当にレビューが難しいです。
どうしても舞台と映像作品を比較しなければいけないのに【私はSHOCKを一度も観劇したことがありません】ので😱

死ぬまでに一度は鑑賞しておきたいと思っていた矢先、映画館での映像作品として公開されましたので良い機会。
カーテンコールの際に座長の挨拶にもありました通り【コロナ禍で打ち出す映画版】とのこと。
舞台版を一度も観劇していない私としての【結論からの感想は、一長一短ある】と思いました😅


16台のカメラとドローンを使っての撮影は、一回の上映で一つの座席に座りながらも【多角的に視点を変えて観ることができる利点】がありました。
演技中の顔のアップは本来ならできないこと。
キャラクターの心情が、普段より細かに伝わってくることかと思われます。

また実際には行っているのか存じませんが【暗転→幕間】の時間的な省略も可能ですよね。
待ち時間を省いてテンポをアゲることもできましょうが…
デメリットもあります【速着替えのありがたみも薄れる】こと。


何より本作の難点な部分は、無観客試合であること…とにかく場内の温度が低い‼️
普通ならば拍手喝采👏である場所で、観客の反響が全く感じられません。

また、カメラが客席を映すならこのポイントだけなので【ワイヤーによる空中浮遊の部分も魅せ場のひとつなハズなのに、客席に誰も座っていないことのほうが目立つ】って哀愁漂う雰囲気。
こういうのって演者と観客のgroove感が大事なのに…

役者だって人間。大なり小なりの【観られている感でモチベーションが変わってくるだろうに、それがわからないまま芝居を続ける】のです。


なんと言いますか…私個人的な感想としては【ストーリーはさておき鑑賞前の想像よりも、とても物哀しさを感じました】
いつか何かしらのカタチで再びSHOCKを体験するならば、どうしても舞台演劇にしようと決めました。