MizueTakadaka

ピノキオのMizueTakadakaのレビュー・感想・評価

ピノキオ(2022年製作の映画)
2.4
トム・ハンクスがゼペットを演じるということで、けっこう楽しみにしていたのだけど、予告編観た時点で、なんか…
ピノキオのCG感が際立ってしまっていて、どうも趣きというか、雰囲気があまり感じられないというか…
それは実際にみているうちに、あんまり気にならなくなってくるんだけどね…

デザインがアニメのピノキオのまんまなんだけど、まんま過ぎというか…(^_^;)
あの描かれた目がくるくる動くのが、なんか実写で見せられると違和感を感じた…

途中から人形劇の女の子人形も出てくるのだけど、あっちはただの人形設定なのに、目が動いているのが怖かった(^_^;)

ストーリーも、シーン的にも
かなりアニメのまんまで
それがいいのか悪いのか…

変にアレンジされてるところが
すごく気になってしまう
海の怪物が…クジラでなくて
謎の生物になっていたりとか…

結末がアニメのまんまではなかったですが、それはメッセージが現代的になっていて、とても良かったと思います
やっぱりなんか叙情的な雰囲気みたいのは欠けてしまっているようには感じましたけども

ピノキオはアニメよりも、最初から凄くいい子のままなので、失敗したり成長したりって感じが、あんまりなかったかも

アニメでは長い大冒険のような感じがしてましたが、なんかほんの二日間程度の出来事で、あっという間に終わってしまったような…(^_^;)

あ、CG化された悪役のキツネとネコは、けっこう好きだったんですけど、考えてみたら、二足歩行で喋るキツネって、ピノキオよりよっぽど珍しいんだから、自分が劇団入って大儲けすればいいのにねぇ…

フィガロとクレオは、CG過ぎて全然可愛くなくて残念だった…

実写化でゼペットのバックボーンが、少し描かれていたけれど、ゼペット自体が、けっこう問題ある人物のように感じたので…ピノキオよりも、ゼペットの成長物語というのを強調した作品にしたほうが深みが出てくるような気がする
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