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七人の弔のまのネタバレレビュー・内容・結末

七人の弔(2004年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

ダンカンバカヤロウ。

たけし軍団の中でもひと際異彩を放つ男、ダンカンが師匠たけしに続けとばかりに監督・主演を務めた映画。

高橋ひとみ、渡辺いっけい、いしのようこ、温水洋一等、キャストもそれなりに豪華。めちゃくちゃ若い時の中村倫也(子役時代)が見れるのも貴重かも。

タイトルは「七人の侍」のパロディーで七人の弔(とむらい)。
コメディ一辺倒かと思ったけど意外と社会派・ブラックユーモアが効いた作品でした。

あるキャンプ場に集められた七組の家族。迎えるのはダンカン演じる怪しげなオーナー。

家族水入らずの楽しいキャンプ…と見せかけ実は集められた子供達は親から虐待を受けている。そしてそんな親が子供の臓器をオーナーに提供する代わりに大金を得ようと企んでいた…

親がどいつもこいつもクズの集まりで、子供に虐待してるうえに子供を死なせて金を得ようとする外道。そんな様子をコメディタッチだけど、時には虐待、親子の愛情などをテーマに見せる作風。

金に目がくらんだ大人たちを尻目に子供達もいつもと違う親の様子に徐々に違和感を覚えていく。

アイディアはなかなか面白かった。
もう少し子役の演技が巧ければ…これがかなりマイナスポイント。

無表情で喋るダンカンが一番狂気。
ま