からかす

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのからかすのレビュー・感想・評価

2.0
ジョスウェドン版「ジャスティスリーグ」が色々あって
紆余曲折の末に完成した本作なんと242分。
馬鹿じゃないの。
もちろんこの長尺で名作と言われる映画はたくさんあるけど
本作も同じかと言われると断じて否。
ひたすらエピソードの羅列、
ザックスナイダーお得意のスローの決め絵ショットの繰り返し
トーンが暗いとかそういう問題じゃなく
とにかくテンポが悪くてアクションに爽快感がない。
はっきり言ってジョスウェドン版よりアクションに覇気がない。

ヒーロー集結映画なのだから
当然MCUでいうところの「アベンジャーズ」に相当するわけだけど
新出のヒーローが3人いて
のちに「アクアマン」が単独映画化されたものの
少なくともサイボーグ、フラッシュについては
新たにキャラの描き込みをせざるをえず
そこに当然めちゃくちゃ尺を取ってしまう。
アイアンマン、キャップ、ソー、ハルクの単独映画を先に制作し
なおかつブラックウィドウやロキなどその他主要キャラもチラ見せする
MCUの抜群の戦略性と対照的に
DCEUの拙速なユニバース展開のせいで映画のバランスがめちゃくちゃ。
だからこんな冗長な映画になってしまうか
ジョスウェドン版のように無理くり120分尺で色々破綻してしまう。

DCEUはいい加減構想断面から真面目にユニバース化を考えるべき。
もしくは「ジョーカー」のようにユニバース化しない方向性を考えろ。
からかす

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