ストーリーの大筋はジョス版とほとんど同じだけど半分くらいは見たことのない追加シーン。おかげで理解が深まり作品自体の印象が全然変わる。
構成や見せ方が違うだけでこうも別物になるとは。
当たり前だけどディレクションや編集って本当大事なんだな。
アスペクト比が4:3なのは謎だけど。
ただ、通して4時間はさすがに長すぎだなあ。一応章立て風にしてあるので分割して観ればいいだけのことだけども。
このスナイダー版を前後編2作に分けて劇場公開するか、または6話くらいのドラマにして配信すれば良かったのにね。
フラッシュやアクアマン、そしてなんといってもサイボーグことビクター・ストーンのバックストーリーを丁寧に描いたことでキャラクターに深みが出たのがかなり大きい。
サイボーグ親子のエピソードも良かった。
マザーボックスが地球に保管されることになったきっかけの古代エピソードの諸々の演出とか、反生命方程式とかステッペンウルフのビジュアルとかラスボス他にいたんかーいとか戦闘シーンとか、ジョス版との違いをいちいち上げ出したらキリがない。
これを劇場で観たら迫力もさぞかし違ったんだろうな。
これだけの人気ヒーローのキャラクターを深く掘り下げたり、様々な視点があるので状況描写が明確だったり、あまり本筋とは関係ないけどアルフレッドの何気ない味わい深いシーンが追加されてたり、ボリュームが増し増しになればそりゃそれなりに見易く面白いものにはなるよね。
そこを上手く2時間半くらいに収めるってのは、やっぱ至難の業なんだろう。
長かったけど満足感は高いので観て良かった。
