Avengers

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのAvengersのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

評判の良さへの期待と、面白くないものを長くしても面白くならないのではないかという不安を胸に抱えて鑑賞。
結論、めちゃくちゃ面白かった。説明不足を解消するだけでこんなに面白くなるんですね〜

ジョスウェドンの2時間+ザックスナイダーの2時間と勝手に勘違いしていたので期待値が低かったが、映像の足し引きによって全く違う映画といっていいものに仕上がっていた。

良かった点を挙げると、
・相変わらずルックを撮るのが上手いので、ヒーローがよりかっこよく見えたこと
・反生命方程式のおかげで、ストーリーラインがくっきりとしたこと
・時間をかけて丁寧に人物描写をしたことで、単独作がない2人の像がくっきりとし愛着が湧いたこと
の3点が大きい。

ジョスウェドン版のレビューでは【「行動原理が見えない」・「キャラデザのクオリティが低い」・「シンプルに弱い」のスリーアウト】と評していたステッペンウルフも、尺爆増えの影響で感情移入できるヴィランになっていた。

上映時間に比例して耳馴染みのない横文字が増えて観客に優しいとは言えない作りになっていたり、2回目の鑑賞でもユニティが揃ったら負けのように聞こえたりと、言いたいことがないわけではないが、それでも前作を軽々超える作品に仕上がっていたと思う(ジョスウェドンに同情の余地は多分にあるが)。

ザックスナイダーがやりたいことを思う存分やれて良かったし、同じ素材でも、監督が変わるとこれほど面白くなるという新たな発見もあった映画でした。
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