AP

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのAPのレビュー・感想・評価

4.3
ジェイソン・モモアにむけて、ついに観たスナイダーカット。言いたいことありすぎるけどこの作品が世に出て本当に良かった。びっくりするほど長さを感じなかった。

本作を観た直後に劇場版も観たけど、苦し紛れに作られたことが恐ろしく伝わる完成度。当時から面白くなかったと感じていたけど、お粗末さを余計に感じてしまった。セリフとセリフの間が短く、カットが多いだけで映画って別物になるんだな…。

というかその劇場版にシーンが付け足されたものかと思ってたらそもそも展開が全然違った。あったはずのシーンすらなくなっとる。監督好みの神話化がすごい。

新キャラの深掘りもやけど、ロイスのその後が描かれていたのが印象的やった。「あぁ、こんなにやられてたんやな」って気づけた。あれ以降出社してないことも説得力が増す。カル=エルの存在の大きさを感じさせる話運びが最高やった。

そして何より良かったと言っていいビクター中心の追加シーン、監督めちゃくちゃ気に入ってたんだろうな。シンプルにカッコいいし親子関係の描き方がアメコミらしい。
というかあらゆるキャラにとっての再起を描いた映画でもあるという気づきもあった。

6人の横並びシーン死ぬほどカッコよくてヘッダーにしたい。本当に良い。音楽もやっぱりこれくらい存在感ほしい。

ステッペンウルフさん、彼がただの下っ端と判明してむしろ救われた。さすがに悪の勢力弱すぎると思ってた。デザード、そしてダークサイドを観ることはないんやろなぁ。めっちゃサノスみたいな顔やったが。
マザーボックス一つ入手するたびに報告するステッペンウルフできる部下や。

フラッシュ単独作の後に「スナイダー版観ている人は…」って感想が多かったけどよく分かった。過去への移動しっかりやってるやん。単独作公開まで6年くらいかかったのも可哀想ねと改めて思う。

後は情報量が多すぎたエピローグ。これはさすがに驚きまみれ。何これほんま。

今後もお蔵入りになったやつが何かしらで配信されればいいのにね…(バッドガールとかバッドガールとか)。
AP

AP