すずきじみい

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのすずきじみいのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

監督: ザック・スナイダー
脚本: クリス・テリオ

大満足だった『REBEL MOONパート2
傷跡を刻む者』にコメントくださったクリームさんが褒めてたので、観てみたらとても面白かった。
私、『ワンダー・ウーマン』『アクアマン』の1作目と単体の『バットマン』しか観てないDCEU門外漢なので、最初のシーンの、スーパーマンが誰と戦って死んだのかも知らないんですが、そんな私でも分かりやすく、又、人物の心情が丁寧に描かれてるので、しっかり感情移入できる娯楽大作でした。
でも、エピローグから先を見ると、これはDCEUの世界を愛するファンに向けて作られたカルト的作品でもあると気がつく。

『ワンダーウーマン』より上品なダイアナが素敵だった。眉を逆ハの字にすると昔のマイケル・キートンに似るのが好き。
ジェイソン・モモアのアクアマンも『アクアマン』の時より陰があってセクシーだったし、フラッシュも、マイケル・キートン見たさにさーっと観た『ザ・フラッシュ』のフラッシュは好きになれなかったのに、本作のフラッシュは落ち着いてて好きだった。
というか、ヒーローの人達、みんな愛する人を失った痛みを心の奥にしまってて、それがちゃんと陰として滲み出てるとこがとても魅力的だった、相変わらず感情が表情に出ないベンアフ以外は。
でもそんな彼含め、登場人物みんなとても品があった。ステッペンウルフでさえも。

MCUにもDCEUにも特に思い入れがない私としては、そういういろんな点で
『アベンジャーズ/エンドゲーム』より
も、断然こっちの方が好きだと思った。

ザック・スナイダー監督とそのライターチームで歴史スペクタクルとか作ってくれたら、きっと面白いだろうなと、ふと思った。