猿山リム

CUBE 一度入ったら、最後の猿山リムのレビュー・感想・評価

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)
1.5
 元映画鑑賞済み・・・というか、特に映画好きというわけでない人に好きな映画・おすすめ映画を聞かれたらいつも「CUBE」を上げるぐらいには好きな映画。
 類似映画…っていうか、「CUBEなんちゃら」とかの邦題がついたものも一応反応しちゃっていくつか見ている感じ。

 この名作CUBEを日本版リメイクした作品とあっては、面白いわけな・・・あ、いや、えーっと間違いない!と劇場へ。
 原作通りをベースに、日本版に劣化させ、その分だけ日本受けするようなドラマで埋めた印象。
 完全コピーするぐらいのリスペクトにするか、完全日本版に再構築するぐらいの改変があったら喜んじゃったところなんだけどなぁ。

 目が覚めたら謎の部屋に閉じ込められていたスリラー。
 謎を解き、法則(?)を読み解き脱出を目指す。
 元映画は、閉じ込められた老若男女協力したり仲間割れしたりするドラマが魅力だったのだが・・・。
 なんか変なトラウマを抱えた云々だったり要素が、知的解法の邪魔をする。
 逆に、全員が抱えた問題を提示しそこにヒントがあるような作りでも面白かったかなぁと。

 正統リメイクなんだろうけど、類似系シチュエイションスリラーたちより、もやもやする展開が残念。
 一見みんなで考えているようにみえるが、よく考えるとあまり考えてないのよねみんな。

 「謎解き」が静かなブームの昨今。
 松丸君とかが全力で構築した超難易度の謎が仕込まれるなんて感じの映画だったら最高だったのになぁ。
 類似映画でそんなんでないかなぁ。
猿山リム

猿山リム