津軽系こけし

CUBE 一度入ったら、最後の津軽系こけしのレビュー・感想・評価

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)
2.9
リメイクとしては大きく遅れている


【ちゃんとつまんない映画】

✍️愚劣極まる、下手くそ

⬜️ソリッドシチュエーション映画の金字塔「CUBE」の日本版リメイク。菅田将暉、岡田将之、杏などの豪華キャストを迎えた上、原作に遅れをとらない精巧な舞台再現により、予算の厚みにものを言わせています。

🟥今作は、「CUBE」のサバイバル的側面を活かすのではなく、虐げられてきた者らの希望と再生という原作の”テーマ”に再アプローチをしています。サバイバーらの人間模様も現代日本の人相関係の縮図になっていたりと、かなり内面性を意識している印象です。

🟦あのね、その肝心の人間模様が雑多だし、世界観に関する説明もお粗末です。「CUBE」という作品が、希望と再生というテーマを内包した作品であるという大前提がないと絶対に理解できないし、例えそれを知っていたとしても大した情緒もないのです。
私に同行していた「CUBE」未見の友人や、周りのオーディエンスたちの顔にはたくさんのハテナ❓がはっきりと浮かんでいました。

【最低なまとめ】

🟨とにかく最低な映画です。説明が粗末で、無理難題の大前提を要求し、その全てに目を瞑っても話が底抜けてつまらないという行き止まりぶり。

厄介古参信者などと言われるかもしれないが、少なくとも今年観てきた映画の中では1番作りが下手くそ。
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