あの謎めいた名作SFが25年の時を経て現代の技術を使ってリメイク しかも日本で。これはハードルを上げて観ちゃうぞーぅ!
・・・結構な役者さんを使っている割に中身に重さや謎めいた演出が無くド直球のB級仕立でビックリ。終始軽い感じが漂っていた。演者側のせいでは無く、各個人の背景ストーリーが詰まらなく役者さんに無理矢理喋らせているかのよう。途中から出てくる計算は式を見てもチンプンカンプン。原作でもそうだったけど あそこは端折っちゃって素数に注意ってことだけで良かったんじゃないだろうか。シナリオ展開とセリフ選びが良くないせいで悪いところばかり目立っていた。今どき感情表現を音楽や照明に頼る映画があるなんて。映画というよりまるでTVドラマ 世にも奇妙なー の1エピソード>< 予算もそれくらいだったのかも。菅田君の涙を何回も無駄使いしていたし、吉田鋼太郎さんも今回は騒ぎ損。
そして何より取って付けたような残念な終わり方に腰が砕けた。こんな面白くないエンディングのSFを久しぶりに見た。杏ちゃんと菅田君が悪い訳では無いのだ。