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CUBE 一度入ったら、最後のますのネタバレレビュー・内容・結末

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

……制作サイドの、「できるだけ低予算で、かつ一般に売れる作品を作りたい!」という想いだけが強く強く伝わってくる……。

(ターゲットを一般層に設定したこともあるのだろうが)演出がずっとゆるふわ、かつセットやCGが安普請なので、オリジナルにあった緊迫感がごっそり失われている。他にも自分がオリジナルで好きだった部分(グロ、確執、風刺)が悉く削られるorマイルドにされていて、こいつはとんだnot for meだぜ…となった。

キューブが社会構造のメタファーであることを(ほんのり要素は残しつつ)思い切って無視したのは面白い。が、そこを削って(シチュエーションだけ借りて)日本の一般層に受けそうな成長物語にした結果、やけに出演者が豪華な凡百のデスゲーム系学生自主映画になってしまった。しかしそれにしてもテンポが悪いな…。
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