このレビューはネタバレを含みます
※原案の『CUBE』は未見
こういう系の映画では"誰が最初にゲームオーバーになるのか"、"誰が最後まで残るのか"というのをまず考えてしまうんですが、前者はイキり気味にぺらぺら喋る岡田将生、後者は主演の菅田将暉でしょと安易に思ってたらどちらも外した。というか最初の脱落者発生まで割と時間があってそこは好きだった。
斎藤工演じる井出ニキが脳筋野郎かと思いきや漢気あって良い奴。さらに岡田将生がまた狂気じみた役柄で笑う。この人いつもこんな役やってますね…
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物語の方はというと、立方体の部屋は視覚的に美しいと思ったものの3桁数字×3の謎と回収の仕方に乗り切れず。結局素数ルールとは何だったのか。誰かが「IPアドレス」という単語を発してましたがあそこは上手いこと言うなと思った。で、素数の説明を受けて、ああそれね！的な発言する越智将生が怖い。
あとは後藤（菅田将暉）の過去に触れるターンが長すぎませんかね。現在進行形で異常な境遇に直面してるんだから「今」のことを描いてほしい。後藤については、自分は入口の確認だけして井出ニキに毒見役させたりと序盤から割といらつきましたが、途中から悲劇の主人公気取りになってしまったのが残念。
ちなみに、各人の名前は
アンドウ
イデ
ウノ
オチ
カイ
とあったので「ゴトウ」より「エトウ」のほうが気持ちよかったです。
