みきわめとおる

底抜け大学教授のみきわめとおるのレビュー・感想・評価

底抜け大学教授(1962年製作の映画)
3.8
チャップリンはジェリールイスを評して、彼は10年に一人のコメディアンだと語ったという。
100年に一人どころか、映画史上の喜劇王はジェリーを褒めてるようで、とても冷徹なジャッジを下していたことになる。

ジェリーの作品に必ずといっていいほど冠された「底抜け」作品の数々も、60年代半ばからはほとんど日本公開されなくなってしまった。
そんな中、ジキル博士とハイド氏をベースアイデアにした本作は、のちにエディマーフィーがズバリ、「ナッティプロフェッサー」としてリメイクしている。

ジェリールイスの変顔を観ていると、あれ?
これは加藤茶さんのひげダンスでやる顔や。
これは志村けんさんの、変なおじさんでやる顔や。と、その影響力が浮かび上がってきた。

天下のチャップリンも、たまにははずすということで。