主人公マーラは悪女で、強引なやり方で裁判に訴えられるも、裁判官が信用しているところに少し疑問を持たなくもない。けれど、ロザムンド・パイクの視線の動きや華麗で堂々とした振る舞いに、マーラのペースに引きずり込まれるのも納得してしまうくらいの、熱演！が凄い。
互いに譲れないものがあるマーラとマフィアのバトルで、マフィアのピーター・ディンクレイジの不穏な雰囲気で、何をするのか分からない恐ろしさが漂っていて、素晴らしかった。
その人にとって何が大事なのか。それを守るためなら、良心さえなくし、容赦せずにどんなことでもする人物を描いている作品かな。
テンポのよい展開に引きつけられ、面白かった。
