マイノリティ

パーフェクト・ケアのマイノリティのレビュー・感想・評価

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)
4.6
めちゃめちゃ良かったです!

法廷後見人のマーラは介護の必要な老人の一切の世話をする仕事をしています。

しかし実際は健康で介護の必要がない老人でも、主治医と結託し嘘の診断書を書かせてそれを裁判所に提出します。

彼女の巧みな話術と工作によって裁判所はマーラを司法が認めた後見人にします。

そして彼女の友人が運営している老人ホームに強引に入居させます。

入居が決まるや否や、マーラはその老人の財産、家、土地を我が物にします。

入居させられた老人は携帯を取り上げられ、外部との接触はおろか面会も禁止、おまけに鎮静剤を投与するという酷いものです。

ある日、身寄りも無く独りで暮らすジェニファーという老婆をターゲットに決めたマーラ。

ジェニファーの生活は、優雅で豪邸に住み、財産もかなりあり、マーラにとって"金のなる木"です。

しかし、この一人の老人を"ケア"する事によってマーラに思いも寄らない出来事が次々に巻き起こります!

初めは、マーラの狡猾で酷いやり口に「なんて奴だ!」という思いが強かったですが、話が2転、3転と進んで行くうちにどんな脅威にも怯まない彼女を少し応援してしまいました!

果たしてどっちが悪なんだろう?
と考えさせられる場面もあって良く出来た作品だと思います!

そして終盤でまたまた驚きの展開が待ち受け、完全にやられました!

しかしラストが個人的には・・・。

けど、最後まで目が離せなかったです!

マーラを演じたロザムンド・パイクがハマりまくってました!

強い女性はカッコいい!!