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パーフェクト・ケアのpsychocandyのネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
物語の展開自体に取り立てて意外性があるわけではないですが、最初から最後まできっちりと楽しませてくれる、非常に良質なクライム・サスペンスでした。

法定後見人のマーラ(ロザムンド・パイク)は、実は医師やケアホームと結託し高齢者たちから資産を搾り取る悪徳後見人。そんな彼女が次のターゲットに定めたのが資産家ジェニファー(ダイアン・ウィースト)でしたが、実はこの老女はただの資産家ではなかった。その後、不穏な出来事が立て続けに発生して…。

「ゴーン・ガール」(2014)でのロザムンド・パイクも相当にクレイジーな女性を演じていましたが、このマーラはそれに勝るとも劣らぬほどの悪女ぶり。観ている最初のうちは、老人を食い物にするマーラに少なからず嫌悪感を抱いていたものの、その徹底した極悪ぶりに、途中からうっすら爽快感を感じてしまうのですから、恐るべしロザムンド・パイク。この手の女性を演じさせたら最強でしょう。

極悪 VS 極悪 → 極悪同士で同盟結成 → 天下獲った後にあっさり雑魚に散る、というヤ○ザ映画の王道ともいえるような流れもわかりやすくて好きでした。
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