李

こぼれる記憶の海での李のレビュー・感想・評価

こぼれる記憶の海で(2020年製作の映画)
4.0
「あの日は悲しかった」
過去になった恋人時代の些細な会話ほど美しくて胸が潰されるものはないなと改めて思う。現在と比較されると尚更。全然バックグラウンド違うけど、ブルーバレンタインとかもそう。なんなんでしょう。壁でしたキス、婚約指輪の代わりに魚を買ったこと、壁が寂しいから彼女の好きな黄色に塗ったこと、大切な人と築き上げてきた2人だけが知ってる2人の思い出が徐々に消えていくってあまりにも悲しくて切なくて、エマに感情移入していたら涙止まらなくてずっと泣いてた、、忘れきる前に手紙で伝えるシーンとか大好き。お互いを想い合う2人の姿に胸がキューってなる。でも運命の人ならきっと、何があろうとまた巡り会って惹かれ合うんだろうな。

この間のスターフィッシュよりこっちの方がアイオリジンズに雰囲気似てた。静かで綺麗で、プロローグとエピローグが繋がるところも。恋愛映画あんまり観なくなったけど、ちょっとSF齧ってる恋愛映画が好きなのは変わりなく。ベタベタだけど好きですこういうの。余韻😌意外と本国の評価が高い。
李