高校受験によって選別される前の全員が対等な公立中学校。
好きなことは見つけてもまだ将来は漠然として、遠い未来のようにぼんやり霞んでいる。
思えばクラス全員の胸中を知る機会なんてないと思い鑑賞。
積極的で明るい子、そうなりたいと憧れる子、気配を消してやり過ごす子。
特定の子にスポットを当てず、ひとりひとりを深く掘り下げない手法。
もう少し見たかったという所で切れるので興味が途切れないし、多くの生徒の内面をかいま見ていろんな感情が溢れ出してきました。
このクラスのこの時期にそっと挿し込んだ栞。
見終わったあと再び栞をはさんで劇場を後にしました。
