とある中学校の2年6組。35人。
等身大の14歳を映し出した120分間。
中学2年生って微妙な年齢。大人ではないけれど子供扱いはしてほしくない。
35人もいれば考え方もそれぞれで、小中高にあるクラスは唯一無二の空間だと気づかされました。
ドキュメンタリー映画としてのすごさも感じます。まず、カメラの前であれだけカメラを意識していない撮影が出来ること。びっくりしました。なんだかふつうにクラスのホームビデオを見てる感じ。
ごく普通の中学生活を撮っていて、でもだからこそ私はあの頃の自分を思い出して胸がぎゅっとなったのだと思います。
主題歌のクリープハイプの栞も最高でした。14歳の勢いと眩しさと儚さがすごく感じられて、映画にぴったりでした。
映画を見終わったときに、「あのときさ、」って誰かに言いたくなった。まさに心のタイムマシーン乗ったような体験でした。
《鑑賞者:まなは》