ハヤシ

14歳の栞のハヤシのネタバレレビュー・内容・結末

14歳の栞(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

題材はすごい。ありそうでなかった。
地方のクソ田舎で育った自分の14歳の頃とどうしても比較してしまうのだが、舞台が首都圏ということもあり劇中には本当にまともな子が多い。

子どもたちの言葉の緻密さや観点の違いが面白かった。みんな聡明に思える。

様々な子の発する、諦めに関する言葉の多さに驚いた。原因はほぼSNSだよなー。ただ、夢を語り夢に邁進している子もいて素敵だった。

その一方で、受け答えががっつり中2病ぽい子もいてよかった(自分が割と中2病だったのでなんか安心する)

教室ではぎこちないけど、部活では頑張っていて、家庭では家族とめちゃくちゃ仲の良い女の子の姿が強烈に印象に残った。

みっちり取材した割には、全体の方向性として青春讃歌のような作りである点はやむを得ないか。
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