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14歳の栞のandardのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
3.7
実在する中学校のクラスのドキュメンタリー。

貴重な記録。
あらゆる人は、少し掘れば面白くなる。
自分のその時期について考える。
自分は、ださい大人、だろうか。

学校や生徒と親などへの許可は大変だろうなと想像するし、応じたことも素晴らしい。また密着を続けるのも大変だったろうとは思う。
生徒の中には大人になってから見たら辛くなる人もいるだろう。

「生徒のありのまま」はどこまで本当なのかとは思う。中学生の頃に自分のクラスにカメラが来たらやっぱりテンションがあがっただろうし、調子に乗って普段言わないことも言ったろうとは思う。
密着を続けて行くうちにそれが日常になったのかもしれないけど。

冒頭の長めの馬のくだりで、ちょっと嫌な予感がしたけど、最後まで見ると見てよかったと思える。
ただ馬のくだりやらナレーションは余計だし、そんなことわざわざ説明されなくてもみんなわかるよ、と思った。
音楽もちょっと煽りすぎで好みではなかった。

担任の先生は転勤をいつ生徒に伝えたんだろう。

生徒の名前はあえてさらっと表記しているとおもうけど、あとから名前が出てきても全然思い出せない。
担任になるのは大変だな。
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