このレビューはネタバレを含みます
前半はちょっと異質で怖かった。
一度テロメア液を入れるともう老化出来なくなるとかじゃなかったので、それなら打って当たり前の世になっててもおかしくないかと納得。
結局老いて死ぬ選択をする終わり方なのも納得。
なんだか不思議な映画だった。
所々苛つきを覚えたり泣けたり。
そもそも自然の状態で起こる「死」というものを、死のその先を体験した事がない、その全容を知らない状態なのに忌むべきものとして拒むのは間違いだよねとか思いながら観てた。
知らないからこそ怖いのも分かるけど。
現世に残された人間が目指すのはそこなのかねぇ。
考えさせられる一作でした。
まさにメメントモリ。
自分もいつか必ずこの世を去るって事を忘れずに生きよう。