『ありがとう』
パンデミックで社会は機能しなくなり隔離された環境の中、かつては観光地で今は閉鎖された山奥の森で感染について研究するチーム。
ある日、1人の研究者が森に入ったまま戻らなくなり捜索にでる。
誰も居ないはずの森の中に残る人の影…。
消えた動物。
白癬菌。この地に残る、伝承、土地神、信仰。
人は自然を崇拝し山からの導きを求める。必要なのは信仰心と生け贄に儀式か、それとも対話か。
足ばかりが狙われる、皮膚を割き、指を切られ、焼かれる。
山は人間社会と同じだ。
木から発せられる波長をだし会話する。地中に張り巡らされた菌糸がネットワークとなって森をつなぐ。
木や花や草はそれらでつながり会話する。
花は幻覚を見せ、草は毒を作り、木は音を出す。そして人間を狂わせる。
ある目的のために。
…
100%理解した。
そういう事か。なるほど。
この世で一番怖いのは話の通じないイカレた人間てことですね。信仰心の強すぎなのも怖い。
あと優しくされても心は開かない。
それから知らない人から貰った食べ物は食べない。
森行きたくない。