音楽家志望で40歳を間近にした主人公は未だにモラトリアムにあり、自分から何かを解決しようとしない。それは主人公が占星術を信じその結果に従っているからで、出来ることは友人に頼ることだけであり、だからこ…
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太陽に支配された獅子座おとこの
パリおさんぽ
自堕落に適当に生きてきた男が
金星(自分)を撃ち抜き 目当ての遺産も貰えず
やがてホームレスへと堕ちていく
天高く突き上げられての激しく叩き落され…
はしゃいで金星撃とうとしてたとこと、石叩いて、メルド!って言うとこの落差に爆笑しちゃった。ベンヤミンの遊歩者思い出した。ロメールぽくはないなって思ったけど、得られた余韻はロメールなんだよな。そもそも…
>>続きを読む「獅子と金星は愛し合っているんだぞ」つって銃持ち出してきていきなり撃つシーンの勢いがすごい。ショットの繋ぎがシームレスで展開が速く、唐突に超俯瞰ショットが挟まれたりする。あの時代だからヘリで撮ったん…
>>続きを読むエリックロメール監督初の長編作品。
遺産相続をあてに仲間と豪遊するも結局相続できず一文無しになる話。ホテル代を踏み倒し、スーツにはシミができ始め、髪は乱れ髭も剃れず、靴底は剥がれていく。
その様をパ…
エリック・ロメール長編デビュー作。
獅子座というタイトルから、いつものロメールを想像していたら、初期のアニエス・ヴァルダみたいな空気感のヌーヴェルヴァーグな一本だった。
映画史の中でも結構なトップ戦…
ロメールの長編映画デビュー作。この作風好き。人間の滑稽さと悲哀を観察者として記述している。短編小説のような味わいがあった。
中年の男が主人公。『WANDA』のフランス男性版にもみえる。
ピエールは…
彷徨い歩くジェス・ハーンとパリの街の戯れがひたすら素晴らしいことについては、もはや言うことすらなく、その前に置かれた一連の自惚れパーティーシーンも印象的。ヴァイオリンの演奏時にピタリと鳴り止むレコー…
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