獅子座に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「獅子座」に投稿された感想・評価

NS

NSの感想・評価

4.1
長編デビュー作。

面白かったけど、路頭に迷うピエールのシーンが長くて(体力的に)ちょっと辛かった。

ロメール20本目。残り5本。
にへ

にへの感想・評価

4.3
抉ってくる。
剥がれてしまった革靴を縛る紐を探し、足下に切り替わるカット。前半の幸福な画面からの対比。これが処女作らしいが、想像以上にリアリズムに徹している。
iszka

iszkaの感想・評価

4.5
好みだが、らしからぬ厭世観からの、
やはりロメールといった感じの締め括りでかなり良かった。

捨てる動作が好きだったな。

まっっったくツいてねぇ、、、
スッカラカン、一文無し、どさんぴんにまでオチテイク。

街を彷徨う疲れ果てた中年が目にするのは、女、カップル、石、ホームレス、観光客、腐ったパン、、、
地獄からパリを見…

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河

河の感想・評価

4.2

音楽家志望で40歳を間近にした主人公は未だにモラトリアムにあり、自分から何かを解決しようとしない。それは主人公が占星術を信じその結果に従っているからで、出来ることは友人に頼ることだけであり、だからこ…

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ロメールの長編映画デビュー作。この作風好き。人間の滑稽さと悲哀を観察者として記述している。短編小説のような味わいがあった。
中年の男が主人公。『WANDA』のフランス男性版にもみえる。

ピエールは…

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だた

だたの感想・評価

5.0

彷徨い歩くジェス・ハーンとパリの街の戯れがひたすら素晴らしいことについては、もはや言うことすらなく、その前に置かれた一連の自惚れパーティーシーンも印象的。ヴァイオリンの演奏時にピタリと鳴り止むレコー…

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流星のごとく貧しさに吠え、豊かさに歓喜する、単純な男の、それぞれの輝き。
西東京

西東京の感想・評価

5.0

貧困街ブラ物語。ピエールの音楽的な才能が本当にあるかどうかは置いておいて、音楽を志す人間は当然のように労働が選択肢にない。パリの街を歩けば歩くほど己と世の中の対比が浮き彫りになり、世間を恨んで「貧す…

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川島雄三の「人も歩けば」が1960年、ロメールのこっちが1959年。似たようなプロットである。が戦勝国であるはずのこっちの方が悲惨な描写
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