太陽に支配された獅子座おとこの
パリおさんぽ
自堕落に適当に生きてきた男が
金星(自分)を撃ち抜き 目当ての遺産も貰えず
やがてホームレスへと堕ちていく
天高く突き上げられての激しく叩き落されて
メリハリありすぎな主人公の後年、
ふたたび光が差すラストにロメールさんらしい
愛と皮肉がこもっているようでした。
ウハウハで強気な態度がしだいに
ズタボロになるにつれ
太陽に照らされた華やかなパリの街並みの
影のような裏の顔を映しだしているみたいで､
いけ好かないおじさんがちょっと不憫なのに
どこか可笑しみのあるロメールマジック。
ただ歩いてるだけのシーンに添えられる
バイオリンのメロディが 不穏な空気を
落としこみ 不安な気持ちにさせられる。
ここにもゴダールさんが顔出してた😎
2022-324
