レベッカ・ホール初監督作は2人の黒人女性の物語。
時代は1920年代。
アイリーンはホテルに付くとテーブル越しに知っているような顔が。
それはかつての親友クレアだが、黒人なのにまるで白人のような…
カラーが当たり前の時代に白黒で撮られる事の意味合いが最大限に発揮された作品。
肌の色の違いによる人々の生き方の違いに、より注視できるような作りになっている一方で、黒人である事で他者から虐げられる事…
恥ずかしながら、"passing"という概念を知りませんでした。
白人との混血を繰り返して肌の色が白くなった黒人の子孫が、出自を隠し白人のふりをして白人社会に溶け込むこと。
むろん人種隔離…
★★★★★it was amazing
『PASSING 白い黒人 』 レベッカ・ホール監督
Passing 【白黒】
心理劇&モノクロ&ジャズ
肌が白くても黒人の血が混ざっていれば
黒人とし…
このレビューはネタバレを含みます
全編モノクロ、4:3の画角をこんなに効果的に感じたのは初めて。とにかく考察し甲斐があり、様々な側面を持った素晴らしい作品だった。
白くぼやけた画面で始まり最後も雪で白くぼやけて終わる。
黒人とし…
古くはケイト・ショパンの『デジレの赤ん坊』や、ボリス・ヴィアンの『墓に唾をかけろ』、映画『白いカラス』で描かれてきたテーマ。
調べたら、1929年に黒人の女性作家によって書かれた原作小説があるのです…