美しいモノクロ映像と音楽だけでも見ていてハマる作品でした。
白人優位の社会の中で、白人になりすまして生きる黒人の、昔みたいに黒人の中で楽しくやりたいという感情と、今の生活を手放したくないという計算的な部分のアンビバレントな感じが良く出ていた作品だと思います。
レベッカ·ホールは監督としてはこの作品がはじめてとのことですが、コントラストの効いたモノクロの映像美とか、ラストのちょっと謎を残すような構成とか、なかなか上手い作りだったので、次回どんな作品を見せてくれるのか楽しみです。
個人的には、モノクロ映像で写されるジャズバンドの演奏シーンとか、お洒落な感じで本当に好きなシーンでした。