偽人種(Passing)をして生きている昔の親友との再会からの日々について、
このテーマなのにモノクロで作るアイディアにあっぱれです。
モノクロだと登場人物たちが話題にしている白人/黒人の話も、なんのことやらという風になる。モノクロの世界なら肌の色なんて関係ない。大事なことを気づかせてくれます。
ピアノの穏やかな音楽と、美しいカット、時の流れも特に大きな事件もなくゆっくり進むのに、ベースのテーマの大きさが大きすぎて、何故かずっと重いという不思議な感覚を味わった。センスがとても良い…
レベッカホールの初監督作だったので失礼ながらほとんど期待していなかったのに想像を遥かに超えた素晴らしさでした。これからも映画を作って欲しい。
もう少しだけ細部も描いても良かった感じもするけど、全体的に綺麗にまとまってる美しい作品です。
