ここはとある老舗ケーキ店
ギターとストリングスが優雅に奏でるワルツに合わせて踊るように卵とミルクをかき混ぜ、小麦粉にベーキングパウダーを振りかけ、あっという間にホールケーキの出来上がり。
原題「Love is a Piece of Cake」
Piece of Cakeとは「一片のケーキ」という意味。一片のケーキなぞひと口でペロリ、という意味から「超!簡単!」とか「朝飯前!」という慣用句でもあり
“愛は一片のケーキ” と
“愛は超!簡単!” の
ダブルミーニングになっている。
美味しそうなケーキが並ぶ“Miriam's Sweet Treats”を経営しているのはジェシー、祖母から引き継いだお店も65周年アニバーサリーを迎える。
祖母の味を頑なに守ってきたが、新たにウェディングケーキにも乗り出し販路拡大を狙う。
そこに有名デザイナーのスーザンがウェディングケーキ注文のためヤモメの弟エイダンとその娘ライリーを連れて試食にやってくる・・・
勘の良い人ならここでどんなストーリーか読めるのでは?・・・
ちょっとした事件もあるけど何の捻りもない“どストレート”なラブロマンスの王道。
ライリー役のミラ・ジョーンズちゃんが可愛い、子供がいるだけでロマンスも緩くなり和やかな雰囲気になるのが良い。
店の存続で思い悩むジェシーに「自分の店を作りなさい」と励ますママのシーンにはグッと来た。
ウェディングケーキが一見シンプルながら、よく見ると装飾が凝っててお洒落。
気楽にケーキを楽しむ作品。
ご馳走様でした。
Baked with Love
監督 デヴィッド・ストラッサー
キャスト
リンジー・ゴート
グレイストン・ホルト
ジュリア・ベンソン
リンゼイ・ウィンチ
ジェイミー・M・キャリカ
ミラ・ジョーンズ