影を活かしたショットやダッチアングルなど、のちの『第三の男』などで観られる要素はここで既に効果的に用いられている。
ただ、長い。
序盤~中盤はソツなく進むものの、それ以降がダレて退屈になる。後半に…
アイルランドの地下活動の資金に充てるため、仲間と工場を襲撃した男。
銃弾で負傷する中、警察の包囲網をかいくぐり逃走するが…。
警察との対立ではなく、逃亡中に出会う一般市民とのやり取りが中心。
キャロ…
北アイルランドの都市を舞台にIRAの若手指導者の地位にあるジョニー(ジェームス・メイソン)が政治資金獲得のため仲間とリンネル工場の金庫強盗を決行、成功するが去り際、目が眩んで銃で撃たれ社員を射殺。自…
>>続きを読むボールがバウンドを繰り返して防空壕に辿り着き、防空壕が幻想の監獄に変わるシーンが良い。
「第三の男」の二年前の作品だが、キャロル・リードはこの時からダッチアングルをちょこちょこ使ってたんだな。
夜の…
何気に名画座で今年劇場初鑑賞。
新年早々渋く攻めてみました。
IRAの指導的立場にあった若手テロリストが、内部抗争に破れ、落ちぶれて自滅していく話。
キャロル・リード監督。
この監督の「第三の男…
☑️『邪魔者は殺せ』及び『眠りの館』 ▶️▶️
新年最初に見ようと思った映画が二本とも満杯で入れず、進路変更。40年以上ぶりに観たが、最も好きなリード作品の1本だけに、やはり流石と納得…
大岡昇平は言う。
「映画の魅力はどうしても画面の現実性、つまり「現在」にあるような気がする。この点で面白かったのは『邪魔者は殺せ』でした。これは負傷した政治犯人の十時間ばかりの「現在」の連続で、たっ…
ショットがいちいち格好良くて、影の使い方が鳥肌もんだった。雪の街も美しかった。画家と小鳥のおじさんの住んでるトコ、天井に穴が開いてて吹き抜けのロビーに雪が降ってきてるシーンはデルトロのクリムゾンピー…
>>続きを読む