B姐さん

邪魔者は殺せのB姐さんのレビュー・感想・評価

邪魔者は殺せ(1947年製作の映画)
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主人公の運命が何人もの登場人物によって、まるでサイコロのように転がっていく。最初は晴れていた天候が状況が悪くなり追いつめられていくにつれ、雨、そして雪へと変わっていく。ジリジリ周りを固めていくようなキャロル・リードの演出がいい。
ウォルシュの『彼奴は顔役だ!』のラストもそうだったが、雪の降るなか、物語が終幕するって映画になぜか弱い。

キャロル・リードといえば『第三の男』が名作として有名だが、これは「スルメ」ノワールとして傑作。
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