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邪魔者は殺せのtransfilmのレビュー・感想・評価

邪魔者は殺せ(1947年製作の映画)
4.2
キャロル・リード監督が、「第三の男」の前年に撮った作品です。この映画なんですけど、「第三の男」はこの映画を撮っていたから生まれたんじゃないかな。と思える映画だと思います。
映画の雰囲気はとても似ているし、夜の街に男の影が映るシーンなんかは、「第三の男」ととても似てます。

静かな夜の街に映る人影は、いかにも
"フィルム・ノワール"の世界という感じでした。
「第三の男」を観たときもまったく同じ感想だったんですけど。

filmarksでの評価はあまり高くないけど、
個人的にはとても面白かった。
この映画はなによりラストシーンが一番良いです。
ラストシーンは、ちゃんとリメイクしたら
すごく良い画が撮れると思う。
この映画のヒロイン。ファム・ファタールではないけど、
個人的にはこういう女性も、フィルム・ノワールの世界の女性だな。と感じます。
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