首藤凛監督の傑作。
セリフでなくシーンで、画で変遷を見せるなど、とても映画的な撮り方に唸る。
例えば、主人公の愛の、爪の変遷など。
山田杏奈さん、芋生悠さん、作間龍斗くんだからこそ成立してる作品とも言える。
主人公の愛は、共感できる所の少ない、悪魔的に自己中な女子高生。それを見事に演じ切った山田杏奈さんはやはり凄い。
一つだけ残念?こちらの不注意もあるが、残念だったのは、ラストシーンで芋生悠さんに山田杏奈さんが言うセリフ、が聞き取れなかった事!
もしディスク化されて字幕が付いたり、
そこにテロップがあったなら、謎にならず済んだ話だが、演者のせいとも思えない。
制作や演出する側が、それでオッケーを出すか、と言う問題だと思う。なので残念でならない。
つまり、制作側や演者には「台本」と言うtextがあり、文字を音に変換してるので、既に分かってる内容だから、その一瞬のセリフがきちんと聴き取れるか、にはつい甘くなるかもしれないが、客が初見で映画館で見た時、観客は字幕はないから音を聴いて、脳内でtextに変換しているので。
ネットで調べたらそのセリフは判明したが、その点が残念でならなかったので、本来、4.2程スコアをつけたいが、3.8スコアとする。