りん

ひらいてのりんのネタバレレビュー・内容・結末

ひらいて(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

自分勝手で面倒くさいし気持ち悪い主人公の女の子。
もう自分が何処にいるのかもわからなくて、もういいや!全部鬱陶しい!!!ってなっちゃうのもなんだかんだ分かってしまう。
第三者から見れば気狂いメンヘラ女にしか見えないんだけど、その片鱗は誰にでもあって普通の本当に何の変哲もない心情が大きくなりすぎたものなんじゃないかと思う。
好き=好きじゃなくて、好き=助けてみたいな身勝手さがあった。
私を見てって言うのは簡単だけど、誰かずっと心に置いておくことって難しい。
退屈な街、退屈な日々、何処かでみんな自分以外のものを馬鹿にしたりしながら、
目の前にひょいと現れたキラキラ光るなにかに執着して退屈を隠そうとしちゃう。
好き、助けて、好き、助けての繰り返し。
自分ですら自分のことまともに見てあげれていないのに。
終始つっっっら〜〜!!!!ってなる映画だったけど、面白かった。
山田杏奈可愛すぎて眼福なり。
りん

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