ふっくー

悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズのふっくーのレビュー・感想・評価

3.5
Netflixオリジナル映画。
75年にトビーフーパー監督によって公開された伝説的スプラッター映画「悪魔のいけにえ」の50年後を描く正統派続編。

13日の金曜日にやってくるジェイソン、ブードゥー教で蘇ったグッドガイ人形のチャッキー、エルム街で夢の中に現れるフレディ、そしてハロウィンの夜に爆誕するブギーマンことマイケルマイヤーズ。そのホラーアイコンの誰よりも先輩な殺人鬼なのがレザーフェイスなのです。

2013年に正統派続編として「悪魔のいけにえレザーフェイス一家の逆襲」を公開して、
2017年にはレザーフェイス誕生秘話を描く「レザーフェイス」が描かれましたね。
悪魔のいけにえシリーズとしては今回で9作目だったりします。

今作はそれらのシリーズを全て無かったことにして、オリジナル版で生き残ったサリー・ハーデスティが50年振りの復讐を果たす物語。
レザーフェイスはイカれた家族のソーヤー家が周りにいるから狂気さが際立ってくるのだけれど、今作はレザーフェイスの独壇場で、ほとんど1人で気に食わない奴らを無双しまくります。

殺されていく奴らがみんな鈍臭すぎて、イライラするwwwwブラックライトで青みがかったバス内での大量殺戮は近年の控えめスプラッター映画のタブーを打ち破る壮絶さで最高ですね。
殺し方もバラエティ豊かで、首を切るかと思いきや、口元を裂いたり、バスの窓を挟んで身体を真っ二つにしたり、あり得ない方向に膝を折ったかと思えば、倒れた後も顔がなくなるくらいハンマーでぶっ叩く徹底ぶり!!
そして何より前作よりパワーアップしてるのが、チェンソーをブーメランのように投げ飛ばして目眩ししたり、チェンソーの音で誘き出して、実は別のところからコンニチワする策士なレザーフェイスが見れます。

50年前から復讐に燃えているサリー・ハーデスティが2018年版の「ハロウィン」のローリーストロードや、ターミネーターシリーズ「ニューフェイト」でバリかっこいい再登場のサラコナーに似せて登場したサバイバーだったけど、全然なりきれてなかったのが残念ですね。「逃げるな。逃げたら一生奴の影に追われることになる」という死に際の一言はめちゃくちゃかっこよかったけど。
(実際にチェンソーで持ち上げられてはらわたあんなに引き裂かれたら即死だと思うんですけど笑)

こういう殺人鬼ホラーは、倒した後にしっかりと死体撃ちするか、首をしっかり切っておかないとダメだって何度言えばわかるんですか!!笑
車に乗って安心しきった時点で「テキサスチェンソービギニング」のラストシーン頭の中でめっちゃフラッシュバックしてたら、案の定だったよ笑。
終わったと見せかけて最後首チョンパからのチェンソーダンスは美しかったぞレザーフェイスwwww

これ以降また続編作られたらなんやかんやで絶対見ちゃうわ。

エンドクレジットの後におまけシーンがありますので、Netflixのお決まりのクレジット飛ばし機能は使用せずしっかり最後まで観てネ。←自分はエンドロールも楽しみたい派なので、正直やめてほしい機能です笑
ふっくー

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