おしゃれだった。
貧困層を描いているけど、今ってSNSという鎧で自分を演出することがいくらだってできる。そのギャップとの付き合い方とは。
子供の頃のごっこ遊びを思い出した。ちょっと違うけど、関西に行ったら関西弁で話して生粋の大阪人を装う。そんな風に、堂々とした立ち振る舞いでお金持ちのふりをする二人。誰が聞いているのかわからない、誰も聞いていないかもしれない会話でさえ、架空の話を繰り広げて余裕のあるふりをする。
でも、なんだかうまくいかないことばかりのレオにもう少しなにかほしい気もする。なんだか、貧困と恋愛と混ざってて散漫な気もした。