ミシンそば

プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第2章のミシンそばのレビュー・感想・評価

4.2
本作は凄い「やってくれたな…」感が強い(一応言っておくと批判の意図はない)。
ここで明らかに、物語のアクセルを踏み切ったと断言できるほどの急加速振り。
その構成上、1章のようにきれいな終わり方こそしなかったが、1章以上にハードで、またファンサービス精神にも優れていた。

テレビシリーズでは絶対的な悪として君臨していたノルマンディー公の人間らしい部分が若干ながら垣間見えたのもそうだし、何より広川太一郎さんのモノマネキャラが再登場していたのは嬉しかった。
可愛いキャラ達はずっとハードなことやってるからそっちの方が清涼剤だったわ。

よくよく考えたらベタな展開ではあるが、次章で大きく動くことも充分に考えられるから当然っちゃあ当然か。
だが、最後に黒幕が見せた笑顔は、プリンセスだけに向けられておくべきだったな。
視聴者にも一瞬見えたせいで、却って底が知れたというか。
そこだけは腑に落ちない。

もう一度言うが次章で結構動くだろう。
六章あるんだけどチーム白鳩の皆には誰も死んでほしくねえなあ…