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モンタナの目撃者のlalalalabombaのレビュー・感想・評価

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)
3.0
どうやら大きな組織がとある秘密を守るために暴力的な手段で秘密を知っている人間を抹殺する。
少年の父親もそのひとりだった様だ。

少年の目の前で父親はマシンガンで撃ち殺される。
秘密は少年(コナー)の手に。

トラウマを抱えた森林消防士と共に暗殺者から逃れる。
だいたいその組織はどんなものなのか秘密は何なのかも明かされない。
場合によっては、政府がやっているのかもしれないし。
冒頭家を爆発させるシーンなどはとても驚かされたがそんなことができる組織ってなんなんだ?
女性消防士のアンジーはトラウマを抱えているという設定だが、その反動なのか下品な冗談を荒くれ者の男たちと笑い合うというデリカシーのない女のくせに1人の時は「私こんなにデリケートなの」とひとりメソメソしてる。
そんな裏表しかない演技は今どきどこかのアイドルもやらない。怪我をして服を着替えるサービスシーンでさえ少年に向こうを向いててというくせにシャツを脱ぐのはほんの一瞬。
まさにアンジェリーナ様々のおっしゃる通りに撮りました。という印象。
ただ広大な森林地帯の山火事や車が走るカットはいかにもアメリカという感じで気持ちがいい。
実際火事になったら火の周りは驚くほどの速さだそうで火の手から逃れるシーンは絵空事ではなさそうだ。
大の男に殴られまくっても整った顔のまま血糊とアザをメイクしただけというのも、ハリウッド女優を使うデメリットしかないと思われる。
もっとロッキーのようにブクブクに腫れだアンジーの顔が見たかった。
どのシーンをどの様に描写するかでその映画のスピリットが見える。

何を写して何を映さないのか。
制作チームの総意だと思う。
音楽と同じでどの音がきこえてどのおとがきこえないか…。
それが全て。

アンジェリーナジョリーは三流ということの証。
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