ちー

カビリアの夜のちーのレビュー・感想・評価

カビリアの夜(1957年製作の映画)
4.2
貧しい娼婦のカビリアはガニ股になってしゃがむ。のそのそ歩いてはずり落ちてくるスカートを引き上げる。しかしはち切れんばかりの笑顔でマンボを踊ってる姿は本当に可愛い。
仕事も娯楽も信仰も彼女の暮らしを変えてはくれないし、この不幸から離れるのすら怖くなっておりいつも引き返してしまう。
若者たちが音楽を奏でながら街道をぶらついている。互いに挨拶をして微笑んでいる。カビリアが涙を流しながらに見せた最後のあの顔!
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