にっきい

ほらふき倶楽部のにっきいのレビュー・感想・評価

ほらふき倶楽部(1926年製作の映画)
2.6
美人がスカートの裾を捲ったら見てしまう。

この前みなみ会館でポスター見て気になってたチャーリー・バワーズの特集上映『NOBODY KNOWS
チャーリー・バワーズ 発明中毒篇』の中の1編。

人間大砲をしようとしてる話し。
今観て面白いかは別として、チャップリンやキートン、ロイドと同じ時期にストップモーションアニメを取り入れた斬新な映画を撮っていたのにWikipediaすら無いチャーリー・バワーズさん。
なんでも長らくフィルムが失われていて幻の天才監督と呼ばれてたらしい。
それが数年前にフランスでフィルムが見つかり今回の上映に繋がったらしいんですが、だから劇中の字幕がフランス語だったのか。
無声映画だからセリフ無いし、一体どこの国の映画なんだ?って思いながら観てました。
日々の生活の苦労を笑って吹き飛ばそうと作られた「ほらふき倶楽部」では、毎年1番愉快なほらを吹いた人にメダルを渡していた。
この年も会員たちがほら話しを次々披露するが皆イマイチ。
たまたま路上で人間大砲で自殺?しようとしてたバワーズさんを見つけ、何故そんな事になったのか話しを聞くと…、って話し。
昔の見世物小屋とかって、大砲から人間が打ち出されたり、大砲の弾を身体で受け止めたり、めちゃくちゃな芸をしてる人がいたみたいですよね。
ただしバワーズさんは芸ではなく恋に敗れやけっぱちになって大砲に頭突っ込んでました。
バワーズさんは万物を創造する木を発明して、例えば枝に生えた茄子を切ると、中にゆで卵と塩が入っていると言うデタラメさ。
ネズミが暴れ回って困っている女性を見つけてその木を使って助けてあげる事に。
女性と一緒に暮らす年配の男性はホウキでネズミを追いまくり。
元々家に居たネコはネズミにピストルで撃たれて逃げ出す始末。
バワーズさんの木から大量にネコを生やして、ネズミを追い出すんですが、めっちゃネコがいっぱい。
玄関開けたらネコが雪崩だすくらい。
感謝されたバワーズさんは女性に好きだと告白するんですが、父親だと思ってた年配の男性が実は夫だったと言うオチ。
ほらふき倶楽部の会員たちは凄いほらだと大絶賛。
でもバワーズさんは実話だと言い張るので、そんな嘘をつく奴は相手に出来ないと大砲に突っ込まれて完。
ネズミがピストル撃ったり、木からネコが生えてくるストップモーションアニメは凄かったです。

これ観たの年に一度の映画の日(12月1日)だったんですが、日頃休みになると映画ハシゴしてるのに今年はこの特集上映1作のみ、去年なんて映画観ずに違う所へ遊びに行きました。
何でだろう?映画の日を楽しみにしてるはずなのに。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年12月1日
鑑賞回:17:30〜19:20
劇場名:みなみ会館
座席情報:1F/スクリーン1 H-9
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:21分(合計106分)
備考:NOBODY KNOWSチャーリー・バワーズ特集
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