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バーニング・ダウン 爆発都市のmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.6
『Shock wave 爆弾処理班』の続編。
続編と言うか別の話、、、まぁそれはそうだ。

実際、前作であの終わり方なので、単純な続編ではないだろうと思ってたけど。

とはいえ、同じ爆弾処理班と爆弾の話。主人公はもちろんアンディラウ。
任務の爆弾処理中に爆弾にやられて左足を失う。このことが彼の人生を狂わしていく。

左足を失っても厳しいリハビリに耐え、ハンデを克服し、最前線への復職を希望するも、上層部はそれを許さず、彼を干す。

その対応に怒り心頭。
しかし、実はこの間に潜入捜査をしていて、その捜査中の爆破に巻き込まれ、彼は左足の他に記憶まで失ってしまう。

警察組織からは彼のお騒がせな言動によりよく思われず、ついには警察組織を辞め、それどころかその爆破事件の容疑者にもされ、追われる身となる。

“左足を失い、人が変わった”。
かつての相棒や、恋人に言われた自分自身の人格の変化は何を表すのか。彼は本当にイカれてしまったのか。

彼の記憶、そして、彼が起こした行動は何を意味するのか。

そして、ちょこちょこ出てきてた謎のテロ組織と自分が繋がってることがわかる、、、“ブリザード”と呼ばれている。
彼は記憶も定かではないなか、再びその組織に舞い戻り“潜入捜査”を試み、自分が背負う罪と戦っていく、、、。

アンディラウ、この時点でもう60歳ぐらいか、まったくそう見えない。恐ろしい。
アクションもキレキレだし、義足による動きも常人の域を凌駕している。

こんな人材を、たとえ義足だとしても最前線に戻さない警察組織の判断を本当に疑うレベルの身体能力であることは間違いない。

彼に再び芽生える正義感と、かつて愛し合っていた彼女とのロマンス。
そして、あれよあれよと“モグラ”がバレて追い込まれて絶体絶命のアンディラウ。

さすがに記憶喪失でもろもろ混濁しながらの捜査には無理があるか、、、でも、この計画はかつて自分が計画したものらしい、など話も記憶も混沌としてくる。

前作より哀愁が漂いしっとりしながらハードな爆弾テロ組織と戦う処理班と潜入捜査のサスペンスアクション。
さすが、中国資本と香港タッグの映画だけあって要所要所の金のかかり具合がスゴい。

CGもそうだし、空港や駅などを大規模に占拠したり、車がRANGEROVERだらけ。そして、爆弾もC4爆弾からいよいよ“核”のおでまし。
警察もテロ組織もめちゃくちゃ裕福な総力戦。

最後のクライマックス、空港、地下鉄、そして、橋。
展開が早くて誰が何してるのか見失いがちだけど、やっぱり最後はアンディラウ、彼のやってることを信じる他ない、、、それはまさに男気。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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