「偶然と想像」
題名については鑑賞するまでなんの事やらだったけど、観て納得。全3話で構成された短編集。
濱口監督が「一緒にやりたい人と気楽に撮った」と言うだけあって、脚本が堅苦しくなくて面白い。台詞が濱口節というか、言葉のキャッチボールを純粋に楽しんでいるかのよう。やっぱりオリジナル脚本は良い!
今回撮影は『ハッピーアワー』の撮影助手だった飯岡さんを抜擢。出演者の緊張を解す意図もあったそうで、撮影現場の雰囲気も良かったんだろうな、と想像がつく。
舞台挨拶では濱口監督を始め、過去作品の出演者、渋川清彦、占部房子、河井青葉、玄理らのまったりしたトークが聞けて至福の時でした。
《東京フィルメックス2021》