「ドライブマイカー」が印象に残った濱口監督の短編作品集。
タイトルの「偶然と想像」がなんとなく哲学っぽくて難しそうな印象でしたが、展開されるストーリーは男女の三角関係とか同級生が今どうなっているのかという普段の生活にもある俗っぽい感じです。
ただ、そういう俗っぽい話しの中から、偶然から始まり、人間の本性としてのちょっとダークなところまで面白くストーリーを展開できる監督の想像力がすごいと思います。
3本の短編のどれも面白く、歯切れの良い台詞のテンポで進んでいく会話劇の感じが心地よかったです。
全7作を予定しているとのことでしたので、続きが気になります。