濱口作品は私にとって村上春樹の小説への印象とかなり近い。
話の掛け合いがインテリっぽく、だんだんと言葉自体が肥大しすぎていく感覚。
大した関係性もないのに脈絡なく核心めいたセリフを言う劇みたいな展開
また、話の内容として恋愛や恍惚や性愛に対しての綿密すぎる説明とその感性。
これらがどうしても心地が悪い、と言うかはっきり言うと気持ち悪い。
途中マジでやってんのか、笑わせにきてるのかよくわからなくなる。
それでも、頭が言葉に溺れていく感覚や、観終わったあとに長い余韻がある。ここも村上春樹作品と似ている。
好きじゃないんだけど、なんか気になっちゃう。
これって青春時代の恋愛とかあこがれに似てるなぁ。なんてね。