銃乱射事件の加害者と被害者の両親が何を語るのか。
観客にはどちらがどちらで、お互いにどんな関係かも知らされず、4人の会話から立場や事件の状況を推測していくのだけど、これが下手に映像を見せられるよりもリアルに想像できてしまう。
ぎこちない当たり障りのない会話から、失った息子に何があったのかの核心へ。
こうであって欲しいと理由を決めつけようとしたり、自分の息子を守ろうとしたり。
会話のちょっとした言い回しに相手のスイッチが入る瞬間が怖くて仕方なかった。
どの立場の気持ちも辛くて重くて…ぐったり。
キリスト教への信仰心はないけど、讃美歌に救いを感じた。