こんな静かな映画に
思った以上の観客がいた事が
何より嬉しかった。
ほぼ会話劇
話が進むにつれて
二組の夫婦の立場と
事件のあらましが見えてくる。
役者達の迫真の演技がすごい。
どうして？何か原因が、予兆があったのでは？
加害者の親が普通に暮らしている事すら
赦せない、責めたい気持ちは
痛いほどわかる。
“親なら当然気づくはず”
の言葉が重い。
でも
子どもを失ったのは
どちらも同じ、、
その一言を言うことで
そう決心することで
互いの心が救われる、、、
私は
この映画に
一つの宗教の在り方をみた。
押し付けるのではなく
説くのではなく
ただ
そこに寄り添う、、
そこに居る、、
ずっと続いた緊張のなか
部屋を準備した教会の二人の
コミカルさが
丁度よい塩梅だった。
