モ

対峙のモのネタバレレビュー・内容・結末

対峙(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

赦すと言ったとき号泣した。ああそれをずっと言おう言おうと心に決めてでも出来るかな本当にでも頑張って赦すと決めたからそれを頑張って伝えたい本当に赦したいかどうかはわからないでも赦すしか未来に繋がる道はないから仕方ないそして彼らは憎いしかし彼らもどうしようもなかったのだろうどこまで親に責任があるのか分からない彼らも困っているはずでもなぜ自分の息子が?殺されなければならなかったのか?憎まずにいられようか?赦すことができるだろうか?でももうそれしか道はない、そんなことを考えていたと思う私はそう考えた。震えた涙が止まらなかった。
そして訴えはしないけどもう少し加害者家族に申し訳なさそうにしてほしい感じ分かるなんかあまりにも冷静だし尊大。特に父親。こんな態度を要求するのは間違っているかもしれないがあんな態度だと気持ちが収まらない。申し訳なさそうにしてくれよ。話をまとめようとすんな。赦すと言ったとき泣いてありがとうと言ってほしい。本音はね。でも難しいのかもしれないね。そしてその義理はないのだろう。

子育て難しいね。実際に加害者の親だったらどうすれば良かったのだろう。そしてあとやっぱり母親にばかり子育ての責任が求められるよね。なんでやねん。お前ら二人の子供だろう。加害者の親父、お前は我知らずみたいな感じ許さないからな。そこにむかついてるんだよ少なくとも私は。

ああなんかとにかくこうなってしまった以上こういう辛い対話を一生続けていくしかないのだろう。加害者家族被害家族同士もそうだし、配偶者とも、残された子供とも、自分とも、殺された子供とも。ああなんか世界は残酷だよね。そもそも世界が普通に回ってることが不思議なくらい。

銃社会は改めて怖い。本当に反対。

あとシリアスな四人に対してホストの教会職員の気の抜けた感じ、その対比が良かった。最初は失礼にならないかとヒヤヒヤしたが逆にあれくらいの他者の適当さに救われたりするのよね。決して上手いとはいえない讃美歌の練習に心癒されたように。
モ