このレビューはネタバレを含みます
梨園の千両役者がする事は、長くこの国の男尊女卑で尊大に扱われ、虐げられ性被害に遭われた女性の救済に甘かった、前近代的な発想は流石に消えた21世紀。
残念ながら良い役者ながら、人としてそれするかな?!という銀座のママのブラをとるとか、有り得ないだろうという、性加害で失脚した、香川照之氏。
Twitterで公認バッジ欲しがってて、中の人に繋いであげた過去があり、何だかがっかり。
それはさておき、ドラマを観ずにこちらを観ました。
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刑事裁判弁護士をテーマにした作品。
民事と違い、刑罰で裁き切れる所からなのかな?!そういう面白さは、リーガルサスペンスというか、
ゲームにせよ、あったりするようで。
常に事実だけを追及する、弁護士が、判決を覆しても事実から、事件を弁護してゆく。
ストーリーは、一度判決が出た事件を覆す話になり、再現を何度も試し、裏付けをとる話に若干終始していたり
ドラマを観ていないので、
細かな、キャラ設定の癖の面白みや、割りにどうでも良いギャグはそれ面白くないから、次の展開は?みたいな、しらけというか。そんな感じ。
ドラマがヒットし当たっての、ザ・ムービーなんだろうので、多少制作側/演者側のおふざけ有りと看過しました。
重大事件に冤罪の可能性があり、その判決を述べた裁判官は、覆す前に退職してしまうとか
どうだろう?個人宅に詰めよるマスコミに報道規制って掛けませんでしたっけ?という
コンプラのライン引きが、
現代というより、少し昭和平成的で、ありゃりゃというごちゃつき感は
ドラマの進行上、そういうネットやマスコミに傷付けられて、という流れなので、少し違和感がありました。
二次被害とか考えたら、マスコミも金儲けとはいえ、報道制限はするんじゃないかな?
というか、そこを守るの、
弁護士だよな!?と思いました。
総じて、西島秀俊の演技、この頃から良かったんだなと、ジーンとしました。
ともあれ、作品としては楽しめました。
ドラマは時間あれば前後しますが
機会があれば、観てみたいなと思います。
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99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE (2021年作品)
(99.9 Criminal Lawyer: THE MOVIE)
監督
木村ひさし
脚本
三浦駿斗
製作
瀬戸口克陽(企画)
東仲恵吾(プロデューサー)
辻本珠子(プロデューサー)
製作総指揮
平野隆
音楽
井筒昭雄
主題歌
嵐「Find The Answer」
制作会社
TBSテレビ
製作会社
『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』製作委員会
配給
松竹
公開
日本2021年12月30日
台湾2022年5月27日
上映時間
120分
製作国 日本
興行収入 30.16億円